思想・パラダイムの引き出し

古今東西の思想・哲学・宗教など(教え、ものの見方・考え方)から学んだことを、 自分用に要約して記録した覚書き(忘備録)集。

究極の健康法

この世は幻想

駅のホームに立つ人々、駅の看板、通過する電車、
近所の公園、走り回る子どもたち、散歩中の犬 ... などなど

この世の一切のもの、あらゆる現象は、私たちの五感が
何らかの情報をキャッチして、それを脳が処理することによって、
この世に存在している “かのように” 認識しているに過ぎません。

例えば、駅のホームの同じ場所に立ってそこから見える風景は、
人によって異なります。

駅の看板” を認識している人もいれば、
認識していない人もいるでしょう。

そう捉えると、駅の看板が客観的に絶対存在しているかどうか?、
誰にも証明できないですよね。

実は、この世に存在するすべてのものは、
あなたの “” が生み出している幻想
なのです。

これは決して荒唐無稽な話ではなくて

釈迦が悟った縁起・空の概念をシンプルに言ってしまうと、
まさしくそういうことになるのです。

つまり、「万物とは脳が捉えた情報に過ぎず、それはあるとも言えるし、
ないとも言える(空)」ということです。

私たちは、映画やゲームのような
ソフトウェアの世界の中で生きている

と例えると、少しはイメージしやすいでしょうか。

しかも、その映画・ゲームでは、自分が制作・監督・脚本・主演。

ストーリーは自分が紡ぎ出しているのです。

そう考えると、この世界は、自分の意思で
好きなように書き換えることができる
ことになります。

健康(病気とは無縁)になるための生き方

つまり、

健康になるのも病気になるのも、

成功するのも何も為さないのも、

幸せになるのも不幸になるのも、

すべて自分の「心の持ち方」しだい、だということ。

だったら、

  • 自分は完全に健康で、病気とは無縁だ!」
  • 自分が成功するのはもう決まっている!」
  • 自分は既に幸福であり、まだまだ無限に幸福度は上がっていく!」

そんなふうに強くコミット実現は既に確定している!と確信することで、
映画・ゲームのシナリオはどんどん変えていけます。

どうせ変えるなら、究極を目指しましょう!

この映画・ゲームの主人公として、
この世界の人々をすべて幸せにすることにコミットして
生きるのです。

この世は幻なんだから、どう考えようが自由です。

失敗しても全然大丈夫!この世は幻なんだから(笑)

そうした “かりそめの現実” をすべて受け入れたうえで、

この世界の人々がすべて幸せになれるよう
自分のパフォーマンスを最大限に発揮して生きる

それこそが、究極の健康法、すなわち最高に幸福な生き方
といえるのではないでしょうか。

  • ただし、この映画・ゲームはあくまで、
    物理法則にのっとった現実ドラマです。
    物理法則を無視したストーリーに変えることはできません
  • 例えば、自分が空を飛ぶとか、突然目の前に1億円が現れるとかは
    実現不可能です)

補足

健康にとって大事なのは「食生活と運動」

そう信じ込まされていませんか?

もちろん、食べ物と運動は重要です。

しかし、それらを活かす大本(おおもと)は、「」です。

健康にしろ病気にしろ、あなたの体の状態は
「脳」によってコントロール
されています。

  • 脳=「心」と置き換えてもいいでしょう。

例えば、回復の見込みがないと診断された病気の人が、
必ず良くなる!」と言う情報にリアリティを感じることで、
めきめきと回復することがあります。

逆に、回復の見込みはあるのに「自分はもうダメだぁ」と思い込んでしまうと、
病状がどんどん悪化していくケースもあります。

脳で情報をどのように処理しているか

脳がどんな情報にリアリティを感じているか

つまり、「心」の状態臨場感・思い込みが、
「体」の状態に大きな影響を及ぼす
のです。

東洋医学では元々、「心身一如(心と体はひとつ)」
という基本原理がありますが、

西洋医学でも、「心と体は相関している」という真実を、
近年ようやく認めるようになったそうです。

そうした「心身相関論」的な観点から健康を捉えると、

「食べる」ことで最も大切なのは、「楽しく食べる」こと。

「運動する」ことで最も大切なのは、「楽しく運動する」こと。

「これを食べなきゃいけない、あれは食べてはいけない」
と、神経質になり過ぎて、いつもネガティブな気分で食事をしていると、
健康どころか逆に、体に “” になります。

かといって、楽しさを求めるあまり、
食べ過ぎたり、好きな食べ物に偏り過ぎたりするのも、体に毒です。

食べ過ぎると、胃腸に負担がかかり過ぎて “苦しく” なりますし、
偏食(栄養の過不足)は、心身のバランスを崩してしまいます。

健康でありたいなら、

「中庸(バランス、調和)論語

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」論語

「足ることを知る」老子

といった考え方・心の持ちようも、ひじょうに重要になるでしょう。

  • その辺も含めた「食との向き合い方」については、
    こちらの記事で言及しています。もし興味があればご参照くださいね。

 

この記事は、Dr.苫米地のこの本をはじめ、
健康や「食」関連の本などから学んだことを、
自分用にまとめて記録した、覚書き(忘備録)のようなものです。

個人的な解釈も入っているので、そのまま鵜呑みにはしないように(笑)。
そもそも人に読んでもらうために書いたものじゃないですし(汗;)

もし、「この考え方、興味深いなぁ」と思われたなら、ひとまず

あなたの(心の)引き出しに、こっそりと閉まっておいて頂ければ...