思想・パラダイムの引き出し

古今東西の思想・哲学・宗教など(教え、ものの見方・考え方)から学んだことを、 自分用に要約して記録した覚書き(忘備録)集。

日本の思想・哲学

「食」を変えると人生が変わる

この世界は「気」で、できています。 「気」とは、生命エネルギーのこと。 生命エネルギーとは、本来、太陽の “光” から得られるエネルギーです。 (私たち人間を含む)あらゆる生物は、太陽エネルギーが生命活動の源になっています。 「気」のメカニズム(…

「禅」~道元の教え~

道元の教えを読み解くキーワード 悟りとは、仏の境地。 その境地とは、あらゆるスコトーマ(認識の盲点)を外して、世界をあるがままに受け取ることができるようになること。 そうなるためには、自我(自分勝手な解釈やこだわり、執着)を捨てる必要がある。…

「他力本願」とは? ~法然・親鸞の教え~

日本が、かつてないほど大きな社会変動に直面した、鎌倉時代初期。 宗教界(とりわけ仏教界)にも革命の嵐が吹き荒れていました。 その頃の日本の仏教は、貴族や知識階級による独占物でした。 特権階級との癒着が強まる一方の仏教界にあって、 仏教とは、す…

「善の研究」~自己実現を果たすには?~

「善」とは何か? 西田幾多郎いわく、 「善」とは一言にていえば「人格の実現」である。 ここでいう「人格」とは、本来の “人” として在るべき姿のこと。 その人格を実現するためには、自己を深めていかねばならない。自己を深めて(深く掘って)いくと、そ…

「茶」の思想

茶の本 新渡戸稲造「武士道」とほぼ同じ時期に英語で出版され、日本文化のガイドブックとして、世界中で読み継がれている 思想家・岡倉天心による著作『茶の本』。 茶道の指南書ではなく、思想書です。 岡倉天心は、その『茶の本』のなかで、茶道を 俗事中の…

「武士道」(新渡戸稲造)

武士道の精神 武士道とは、戦うことを職業とした武士が日常生活のなかで行う義務・おきてを示したもの。 その教えを一言に凝縮すると、 勇気を持って正義をこころざし、情けを持ち、常に誠実(※)であれ! と言うことができるだろう。 誠実とは、私利私欲を…

天皇論

天皇とは何か? 天皇とは、日本国の「象徴的存在」であり、宗教を司る「最高権威」である。 象徴とは、形のないものを形のあるもので表現すること。 例)「平和」の象徴→「ハト」、「キリスト教」の象徴→「十字架」 一方、“権威” とは、 他者を服従させる威…